窒息について

昨今、世間では「こんにゃくゼリー」による窒息が騒がれていますが、実際には私たちが毎日のように食べている食品による窒息が多いのです。
一般的にのどを通りやすいとされている「おかゆ」や「流動食」「ゼリー」なども例外ではありません。
また、高齢になるほど、食べ物をのどに詰まらせる窒息が多くなります。
普段どおりに食事をしているだけでも、窒息はおこります。

表1.食べ物による窒息の原因

順位
食品名
症例数
順位
食品名
症例数
1位
もち
168
9位
アメ
28
2位
パン
90
10位
団子
23
3位
ごはん
89
11位
おかゆ
22
4位

64
12位
流動食
21
5位
果物
60
13位
こんにゃく・しらたき
14
5位

60
14位
カップ入りゼリー
11
7位
すし
41
15位
ゼリー

8位
お菓子
40
 
 
 

平成20年4月  薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会 「食品による窒息の現状把握と原因分析に関する研究」より 

表2.食べ物による窒息死(年齢別) 平成18年

表2.食物に因る窒息死(年齢別)グラフ

平成20年5月8日  内閣府食品安全委員会 「食べ物による窒息事故を防ぐために(参考資料)」より 

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 心肺停止について

表1.心原性心肺停止の発生場所
表1.心原性心肺停止の発生場所

ウツタイン大阪プロジェクト報告書より 


※救急車が到着するまでの平均時間は「約6分」

(平成19年版 消防白書より)

「心臓が正常に機能しなくなって倒れる」そのほとんどは自宅で発生しています。
下の表は、心肺停止時間と救命率をグラフ化したものです。グラフは右肩下がりになっていることに注目してください。

表2.心肺停止時間と救命率

表2.心肺停止時間と救命率

(Circulation. 2000;102:I-60.)(c) 2000 American Heart Association, Inc.
Guidelines2000 for CardiopulmonaryResuscitation and EmergencyCardiovascularCare.
Part8:advanced challenges in resuscitation:Part4:The AutomatedExternalDefibrillatorより 

心肺蘇生法(CPR)を開始する時間が1分遅れることに、いのちの助かる割合は7%〜10%低下していき、10分経過してしまうと、ほぼ助からない状態となってしまいます。
また、完全に心臓が停止し、脳に酸素が送られない状態が3〜4分以上続くと、助かっても重い後遺症が残る恐れがあります。
救急車が到着するまでの間の身近にいる方による迅速で適切な応急手当が大切となってきます。
こちらで大切ないのちを救うことができた事例を紹介しています

表3.年齢別 死因順位 平成19年
心臓が正常に機能しなくる可能性が高い死因に色をつけています。

年齢 第1位 第2位 第3位
0歳 先天奇形等 呼吸障害等 乳幼児突然死症候群
1〜4歳 不慮の事故 先天奇形等 悪性新生物
5〜9歳 不慮の事故 悪性新生物 肺炎
10〜14歳 不慮の事故 悪性新生物 自殺
15〜19歳 不慮の事故 自殺 悪性新生物
20〜24歳 自殺 不慮の事故 悪性新生物
25〜29歳 自殺 不慮の事故 悪性新生物
30〜34歳 自殺 悪性新生物 不慮の事故
35〜39歳 自殺 悪性新生物 心疾患
40〜44歳 悪性新生物 自殺 心疾患
45〜49歳 悪性新生物 自殺 心疾患
50〜54歳 悪性新生物 心疾患 自殺
55〜59歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
60〜64歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
65〜69歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
70〜74歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
75〜79歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
80〜84歳 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患
85〜89歳 悪性新生物 心疾患 肺炎
90歳以上 心疾患 肺炎 悪性新生物

厚生労働省  平成19年「人口動態統計月報年計(概数)の概況」 第7表より   

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